研究活動において、
新しい視点を得たり、困難を乗り越えるには「議論」が欠かせません。
でも、研究活動で求められる「議論」とは何なのでしょうか?
日常会話や単なる情報共有、ディベートとは何が異なるのでしょうか?
LabTreeは、研究活動における「議論」の本質を探究しています。
研究を円滑に進めていくためには、議論は不可欠です。
では,議論とは何なのでしょうか? ディベートや討論、日常会話とは何が違うのでしょうか。
私たちは議論とは「思考の協働」だと考えています。
LabTreeでは、研究活動における「議論とは何か?」を問い直し、
試行錯誤を通じて、そのあり方を探求しています。
議論は、3つのモード(態)を繰り返していくことで深めていくことができると考えています。
3つのモードを回しても「論」が更新されなくなった時点が、新しい思考が構築された目安になるでしょう。
議論は「討つこと」自体を目的化せず、より良い思考の構築をゴールとします。
さらに、議論にはバイアス対策も不可欠です。
・思考の檻(確証バイアス・同調圧力)
・思想の猛獣(信念の暴走)
他者視点や手続的な点検でこれらを抑えることが重要です。
大学研究室では、研究を通じたコミュニケーション「議論」が欠かせません。
しかし、教員の多忙や学生の心理的ハードルにより、研究室での議論が十分に機能していない現状があります。
研究の質を高めるためには、議論を通じた研究の深化を促す環境づくりが求められています。
そこで私たちは、研究室内に議論の場を創造し、研究室特有の課題を解決するためのアプリケーション 「LabTree」 を提案します。